‘365日公演日記’ カテゴリーのアーカイブ

ライター小川志津子の、決戦前夜密着記

2016年2月8日 月曜日

この場所からの景色を、私はとてもよく覚えています。
2012年3月。「あいにいく」という自主制作サイトで、
創作市民劇を制作中の亀尾佳宏先生を取材するために、
まず最初に足を踏み入れたのが、この空間でした。
http://www.ai-ni-iku.com/ai-ni-iku/ep01/ep01_01.html

チェリヴァホールの、上手寄り最後列。
客電がついていてもなお薄暗がりのこの場所から、
私はどぎまぎしながら、準備が進む舞台上を見つめていたのです。

そこから4年近くが経って、
私はまた、同じ場所から、同じ舞台を見つめています。

あの時、亀尾先生がいた席に、
今は、サイトーくんが、着いています。

あの時は俳優として、亀尾先生から大きな信頼を置かれていたサイトーくんとオーハラさん。
音響卓で、大学を辞める辞めないで揺れ揺れの心を明かしてくれた、ちみちゃん。
だいすけくんも照明卓で、助っ人として参戦しています。
とても懐かしい顔ぶれです。けれどあの頃とははっきりと、みんな違う顔をしている。

今その成長と変化のグラデーションを、一生懸命思い出そうとしているのですが、
なかなか記憶が像を結びません。

彼ら彼女らは今、劇場で、それぞれの作業をしています。
今日は公演前日。舞台セットも組み上がった状態。
とても静かです。

この日の朝、書き上がったという原稿を、
彼らは明日の13時までに、1本のお芝居に仕立てあげなくてはなりません。
現在、15時40分。

台本持ってきましたー
まっつんこと、松浦くんが劇場に入ってきます。
みんなが舞台際に集まって、何やら話をしています。

ここから先は、この場所から見える景色を、書いていこうと思うのです。

15時53分。
冒頭から登場するサイトーくんと元晴くんが、
できたてほやほやの台本を手にして、初めての立ち稽古です。
そう、初見でいきなり立ち稽古。
多くのカンパニーが数日間、あるいは一週間かけたりもする「読み合わせ」を、
全面的にすっとばしての立ち稽古です。

役柄上、上から場を仕切る係を任せられた元晴くんのつぶやきが聞こえます。
「うわあ……僕が一番ニガテとするところじゃないっすか……」
「大丈夫! 落ち着けば!」サイトーくんが言います。
それが一番難しいんじゃないのか。と思ったりしたりしなかったり。

16時10分。
今回、カメオ出演する亀尾先生が劇場入りです。
その出演シーンを、サイトーくんと元晴くんが先生に説明しています。
にわかに湧き上がる男3人の笑い声。

……つまり、さっきまでの立ち稽古、一時中断。

エンゲキをとりまく時間というのは、こうして複雑に絡み合いながら、
まるで魔法のように、あっという間に過ぎるのです。
古今東西。万国共通。

16時30分、立ち稽古再開。
一語一語のテンポやトーンを確かめながら進んでいきます。
すると台本を全部読み終えた亀尾先生がやってきて、その感想を言い、
「ここが弱いんじゃない?」「こうしたらいいのかも」的な話が始まりました。

……あれっ。さっきの立ち稽古……。

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時間を追うことはもうやめよう。
密着ライターはそう悟ります。
ここで大切なのは時間の整理整頓ではない。
彼らがこの状況で、どれだけ前を向いているか、なのです。

照明卓ではオーハラさんが、着々と明かりを作っていきます。
こういう時のオーハラさんが、実は大好きなのです。
見せたい絵が、具体的にある。それをみんなに、はっきりと示す。
状況が変われば即座に対応。焦らず、臨機応変に。

客席前方に目をやると、亀尾先生が元晴くんのせりふ合わせにつきあっています。
「つきあう」っていうか「本意気」です。
だって一分のすきもなく、すべてが前に進んでいなくちゃいけません。
総力戦。劇団員じゃない人もひっくるめて。

さあそろそろ「動き付け」をしようか。
……いや待て、それを「バミる」ためには、
舞台上の装置の位置を決めなくちゃならない。
あの家具があそこにあるということは、照明を動かした方がいいのかも。
今あるものだけじゃ物足りないかな。もっと何か持ってこようか。
いやいや、今は、劇場でしかできない作業をしようよ。

劇場全体を見渡すと、何とも、とりとめがないのです。
けれどこの先に、何らかの成果が、つながっているのだと信じるしかない。

あきふみさんの出演シーン作りが始まります。
サイトーくんが動きを説明して、明かりをつけて、実際にやってみます。

……100点。

「あきふみさん、今の、100点です! 僕の想像通り!」

仕事を終えたこまちゃんも参戦します。
歌を披露します。見せ場がたんまりとあります。
でも、動じてない。にこにこと指示を受けています。

サイトーくんの指示も揺らぎがない。
すーっごいくだらない芝居を、すーっごいまっすぐにつけています。

365日の経験値を、なめちゃいけません。
エンゲキにまつわるあらゆる筋肉が、彼らには今、
最高潮につきまくっているのです。○イザップもびっくり。
台本完成の翌日に本番なんて朝飯前、ちゃんちゃらおかしいのです。

成長と変化のグラデーション。
それを記録することの難しさを、今ここで改めて感じています。
遠距離ライターの私は、年に数回、あいにくるわけですが、
そのたびに彼らは、

前までの彼ら自身を、更新していくのです。
上書きなんです。だから毎度びっくりする。
びっくりして、飲まれちゃいます。今の彼らの必死さに。

高みの見物なんて、できません。
彼らが悲しい時はこっちも悲しい。嬉しい時はこっちも嬉しい。
かといって、あの輪の中へ飛び込んでいくこともできません。
稽古場や劇場の片隅で、暗がりで、人知れず喜怒哀楽しているのです。

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この1年、チェリヴァに通い詰めたお客さんたちも、
きっとそんな感じなんじゃないかな。

劇場が退館時間を迎えた後は、みんなでサイトー家に集結。
こたつの周りで、それぞれが、せりふを覚えたり、打ち合わせをしたり。
別々のことをしながら、同じ空間で、同じ空を目指して駆け上がります。

ラスト1日。
最終日もつぶさにレポートしてまいります!

 

あきふみさんのこの姿も、今日が最後。

あきふみさんのこの姿も、今日が最後。

 

 

 

ライター小川志津子の、ウンナン滞在記〜12月30日〜

2016年2月8日 月曜日

この文章が皆さんに読まれる頃、すでにすべては終わっているのだと思います。
12月29日、さくちゃんこと松島彩ちゃんが、ハタチ族を離れました。

その日、私は初めて稽古を見学できることになり、
電源が取れる壁際に陣取って、パソコンを開き、
みんなが集まるのを待っていました。

彼女が現れて、サイトーくんが話しかけ、あることについて議論が始まり、
そのままふたりの会話は温度を上げてゆき、平行線をたどり、その間、
私は稽古場の隅っこで、パソコンから目線を上げられずにいました。

それぞれが大切にしたい「義」を、両方とも同時に立てることはできない。
ふたりの口から聞こえてきたのは、そんな悲しい音色でした。

凍りつく稽古場に、何も知らない元晴くんがガラガラっ!と入ってきました。
「おっはようございまーす!」

でも次の瞬間、彼は空気を察して、静かに腰を下ろします。

私は、この人たちと、袂を分かつほかない。
彼女は、そう決めたようでした。

彼女が去ったあとの稽古場の空気は、重くて固くて四角くて

とにかくみんなが、とても悲しい気持ちでいることだけは、よくわかるのです。

思えばちょうど1年前。

「私は、『365日公演をやりきった』という称号が、是が非でも欲しいんです」

去年の今ごろ、ハタチ族全員で決起集会の座談会をした時、
さくちゃんが凛と口にしたことです。

だからこそ、彼女も帰りの車中で途方もなく悲しかっただろうし、
ひょっとしたらこれから先も、何かにつけて、
今起きたことに心を締め付けられるのだろうと思うと胸が痛みます。

休憩時間を挟んで、メンバーが円陣を組んで座ります。
自分たちにできることは、芝居を面白くすることだけだと、
改めて確認しあって稽古が始まります。

作られ始めたお芝居は、稽古場での珍風景とか不思議な風習とか、
とにかく「エンゲキ」ってやつの滑稽さをちょっと笑いつつも、
結局、胸が熱くなるような、
エンゲキ人であってもなくても「セーシュン」を思い返してしまうような、
そんな物語(の予定)。

翌30日。最後のワンマンショーの終わり際、サイトーくんは、
昨日起きたことをお客さんに説明しました。

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表情を殺すでもなく、かといって感情丸出しでもなく、
そこにはただ、「面白い芝居にします!」という宣言だけがありました。

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今はそのワンマンショーが終わったところ。
お客さんが、なかなか、場を離れようとしません。
きっとそれぞれに、何らかの思いがあるのでしょう。

この日の朝、台本は完成したそうです。
その稽古がこの後、劇団員総力戦で繰り広げられます。

明日の今ごろ。
劇団員も観客もみんな、どんな顔をして劇場を出るのか。
劇場を出たとき、どんな気持ちに包まれているのか。

想像がつきません。
だからここから、ただ、見つめようと思います。

 

 

12月30日『西藤将人の、ファイナルマンデーワンマンSHOW!!』にお越しいただいた43名さま、ありがとうございました!!

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あと、1日!!

 

ライター小川志津子の、ウンナン滞在記〜12月29日〜

2016年2月7日 日曜日

どうもライターの小川志津子です。
ラストスパートにも程がある残り日数となってまいりました。

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今日の『マンデーワンマンSHOW!!』は13時開演。
年の瀬の真っ昼間ってちょっとどうなんだろうと思ったけれど、
客席は十分にぎやかで、なんというか、
ああ、もう大丈夫だ、と思ってしまいました。

ああ、もう大丈夫だ。
でもこの気持ちを私は、考えてみればずいぶん前から、
ハタチ族に対して、感じていたように思います。

最初の頃は「行かなきゃ大変!」って思ってたはずなんです。
あのロビーのあの席を、誰か、誰か頼むから埋めてやってくれろと、
東京の冬空の下、むずむずと念力を送っていた記憶があります。

だけど、いつごろからかな。
「もう大丈夫」って、思うようになってきた。

その引き金は数あれど、
この『マンデーワンマンSHOW!!』にもあったように思うのです。
回を重ねるごとに、あの小さなテーブルのそばに座る面々が、
目に見えて豪華になってきた。
演じ手だったり、作り手だったり、取材者だったり、
ハタチ族をたくさんの得がたい出会いが取り巻いていく、その様を見て、
古株ウォッチャーの一部は思ったはずです。

この人たちは、もう大丈夫。
自分よりもずっと強力な味方を、彼らは得ている。
ここは、自分の出る幕では、ない。

ボヤきでも嘆きでもなく、ただ、事実として。

ハタチ族は次の岸辺へ、すでに飛び立ったのだと思います。
この小さな手のひらひとつでも、貸してあげなきゃ危うくて見てられなかった季節から、
自分の足で立ち上がり、自分の両手であらゆるものをつかみとって歩む季節へ。

いつでも手を差し伸べてくれた親や家族の手を離れ、
自力で出会って紡いだを、彼らは糧にして進むのです。

「今日は今年の上半期を振り返ります」と予言していたはずのサイトーくんは、
開始早々に「今しゃべりたいことをしゃべる!」に方針転換。
客席にいた亀尾先生や、ダントツの常連大魔王・みしまさんを舞台上にあげて、
何というか、カオスなトークを繰り広げています。

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みしまさんは、こまちゃんが大好きなのだそうです。
出演しない日でも、受付で会えたりするから来ていたのだと、
きわめて正直な本音を口にしてしまいます。
気づけば200日近く、チェリヴァに通っていたことになるのだとか。

舞台上から、名指しで対等にしゃべれちゃうお客さん。
こういう絆を得たことも、365日公演の大きな成果のひとつなのです。

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『マンデーワンマンSHOW!!』が終わると、場所を変えて『演劇卒業』の稽古です。
これを書いている時点で、何がどう繰り広げられるのか、
密着ライターのはずの私もまるで知りません。

この1年で、ハタチ族と絆を結んだ人たちも。
あるいは、何となく遠ざかってしまった人たちも。

大晦日には、全員があのホールへ集結するといいなと思います。
そこには必ず、席がある。居場所がはっきりと、あるのですから。

 

 

12月29日『西藤将人の、セミファイナルマンデーワンマンSHOW!!』にお越しいただいた28名さま、ありがとうございました!!

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あと、2日!!

 

 

ライター小川志津子の、ウンナン滞在記〜12月28日〜

2016年1月25日 月曜日

さてさてライターの小川志津子です。
しゃべくりまくりの大嵐をふたつ見送った後のハタチ族。
いつもはサイトー家にホームステイする私でしたが、
嵐のあいだは別のお宅に滞在していました。
皆さんご存知」のつくセンセイのお宅です。
ちびっ子の可愛さに和まされながら、わかったことが、ひとつ。

サイトー家にいながら私は、
知らないうちにずいぶんと気を張っていたようなのでした。
手綱をゆるめる暇のない彼らと日々を送ることで、
私も、キンチョーしちゃってたんだなあ。

これはどっかで気分を変えねばならんと。

昼間はホストファミリーが松江城へ連れて行ってくださいまして。
ちびっ子と「こまねこ」とやらで遊び倒し、
じゃー軽くごはんでもしてからチェリヴァへ。……と思ってたら、
衝撃の事実がTwitterから流れてきました。

今日のワンマンSHOWは、18時開演!!!

その時点ですでに17時40分。

どたどたどたっ!と階段をあがり、
リビングにいる「か」のつくホストファーザーにその旨を告げ、
チェリヴァにそりゃもう文字通り駆けつけたら。

……埋まってる。席が。とても。ひと安心。

トークのゲストはローカルジャーナリストの田中輝美さんでした。
ご自身の著書でサイトーくんを採り上げた方。
365日公演のすべり出しに、たくさんのアドバイスを与えてくれた方。
彼女の本を読んで、東京からやってきたというお客さんもいて、
ホントはシバイが観たかったっす……」(若人たち)
「じゃあ……やりますか」(サイトーくん)
「パチパチパチ……(一同拍手)」

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まさか!と思いました。
まさか12月28日現在の西藤将人にその展開が待っていようとは。
大千秋楽の台本作りと稽古とその他もろもろトルネードでズタボロだぞと。
一刻も早く家に帰って台本に向かいたいだろうと。

……しかし。
この拍手の中では誰も「できません」とは言えない。
選択肢は「やります」しかなかったのです。

衣装はワンマンのスーツのまま、古事記ぼっち』スサノオ編が始まります。
するとですよ。……できちゃうんですサイトーくん。
むしろ、やればやるほど、力が湧いてきてる。そんな感じ。

強い。なんて強い。
演劇をやっている人たちは、
私たちが思うよりずっと強いんです。だって、

お客さんが味方だから。

大晦日当日は、何百人もの味方を前にしての舞台となります。
客席も舞台上も、同じメンツが同じ時、同じ空間に一人残らず揃うのは、
おそらくこれが最後のことです。

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これってもうすでに奇跡
芝居する人も観る人も作る人も売る人もみんながんばれ。

 

 

 

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12月28日『西藤将人の、マンデーワンマンSHOW!!』にて。

はるばる東京からの来客。ようこそ島根、ようこそハタチ族。

2016年1月25日 月曜日

皆さまはじめまして。ハタチ族応援団の田中輝美です。

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28日月曜日、最後のマンデーワンマンショーに出演させていただいたのですが、、小さな?いや、大きな奇跡がありました。客席でステージ正面に座っていた若い3人組。「どこから来たのですか?」と聞くと、なんと東京から!わーようこそ。「ところでなんでハタチ族を知ったのですか?」と聞くと、なんと!私の著書『地域ではたらく 「風の人」という新しい選択』を読んで来たくなったのです、とのことわーびっくり!!

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小師嘉苑さん、大前健太さん、鈴木聡さんの学生3人。東京から車を運転すること12時間。遠くから来てくれた彼らの心意気にこたえて、西藤さんは365日公演初の延長戦として、古事記ぼっちを即興で演じました。

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この日はNHKさんの中継もあり、本当に盛りだくさん。でも、あと3日です。信じられないです。あっという間。いつでもあると思っていたのに。

というわけで、31日の最終日、午後1時から、ぜひ皆さんでチェリバホールに来てください!大晦日でお出かけにくいとは思いますが、、、

が!ハタチ族が365日公演をするなんて、二度とないことなんです!こんな大晦日は最初で最後。一生に一度。だから、家族みんなで、出かけてください!

ハタチ族は、チェリヴァホールの大ホール465席の満席を目標にしています。みんなで満席にしましょう!

 


輝美さーん!
いつも、ありがとうございます!!

 

さてさて、皆さん!昨年末、ハタチ族がYahoo!ニュースに掲載されたことはご存知でしょうか?

「なるか365日連続公演。過疎の町、観客ゼロで即終了という「劇団ハタチ族」の挑戦の結末まであと3日」http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakaterumi/20151229-00052914/

「前代未聞の365日連続公演、島根の「劇団ハタチ族」が達成(続報)」http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakaterumi/20151231-00053021/

そうです!!我らが田中輝美さんの記事なのですー!!嬉しい!!ありがとうございます!!!
まだ、読んでいらっしゃらない方は、ぜひぜひこの機会に読んでみてくださいませー。

 

もちろん地域ではたらく 「風の人」という新しい選択も要チェックですよー。365日公演大千穐楽を終えた今読むと、感慨深いです……!

 

 

12月28日『西藤将人の、マンデーワンマンSHOW!!』にお越しいただいた18名さま、ワンマンSHOW!!ゲスト田中輝美さん!ありがとうございました!!

 

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あと、3日!!

 

 

豪華な顔ぶれ

2016年1月24日 日曜日

劇団副代ひょ…

…劇団ハタチ族の井上元晴でぇす!!!!

 

12/25.26.27にかけて、ぜんじろうさん清水宏さんのお二方が雲南に来雲し、レボリューションの数々を巻き起こしていったとの事でブログを書かせてもらいますぅ!光栄ッ!!!!

なんとも豪華な顔ぶれに気合が入る西藤!だだ緊張の元晴でしたがお二方の懐の厚さ、暑さ?、熱さっ!!には本当に感動しております!!

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こんなにもすごい方々が雲南で、ハタチ族を、365公演へのお力添えをしていただけるなんて本当に幸せもんですワタクシ達!!

 

ぜんじろうさんは三日間西藤家で公演後のディナーシェフでございました。なんでござんしょう…もうめちゃくちゃうまい!美味い!!
この感動を文章で伝えられない語学力のない僕はニューホライズンで勉強しなおしてこようと思います。

 

料理の話や応援話だけになってますが今回の公演、僕は26.27日の公演しか観てません(25日観たかったチクショ)

が、何でしょうか。

スタンダップコメディ…コメディだから笑えるのだろうとは思うんです!というか笑えるんです、が!!

芯を捕らえる時の鬼気迫るもの、一人一人の心臓を掴むような迫力、空気、殺気、憤り、真実……

本当自分の語学力の無さを恨みます。こんなんで伝わるか俺の馬鹿野郎!

そう、簡単には伝えられません。観てみないことには、ね!!

最前線で戦っておられる方の舞台を間近で観られるという贅沢な時間、更にはfacebookや三分間動画などでもハタチ族への応援メッセージなど本当にありがたいです。

ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!

 

良かったな、西藤!!

いや、それもこれもこの西藤将人という男が僕や劇団員、雲南の方々へ引き合わせてくれたのだと感謝しとります。

僕がただ演劇してただけじゃ出会えなかったような人達と沢山出会わせてくれてね、凄い人が一緒に芝居を作ってくれた時もあります。
365公演に助け舟のように公演し、休演日にしてくれた方も沢山います。
市民劇で出会った人達が作って一緒に盛り上げてくれた公演もあります。

 

何でしょうかこの、人が人を呼ぶというか、西藤が無理やりこじつけるというか。

僕は西藤将人を応援できればいいと思ってます。

それは昔も今も変わらない。
ただ今は近くにいるから力になれる。

好きな事を目一杯やればいいと思うよ。
俺は、まあ手伝うよ。やれる事を。

だからあんま嘆くなよ。
前見て信じて進もうぜ。時間ねぇし。台本書け。よし、眠い。

いやいや、なんか違う。
西藤くんが面白いから興味持ってもらってるんだ。俺もそう思う。面白いから。
ただ、俺のしたくない作品をやってとかもう予定入れたからとかは無しな。よろしく。

 

最後の最後で愚痴じゃねぇかバカヤロコノヤローーーッ!!!!

 

清水宏さん、ぜんじろうさん!来雲ありがとうございました!!
またまた会えることを心待ちにして、僕も精進していきます!!

 

 

12月27日、清水宏&ぜんじろう全国ツアー2015!島根公演3日目、最終日!!

『吹けよ風!呼べよ嵐!スタンダップコメディーレボリューション!『初』雲南公演!』にお越しいただいた皆さま、清水宏さん・ぜんじろうさん!ありがとうございました!!

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あと、4日!!

 

 

 

小学生以来?

2016年1月22日 金曜日

2015年12月31日。

大晦日大千穐楽の打ち上げで突然、

西藤代表より「今日から、劇団員!!」と発表のあった内田愛美。

彼女が大晦日を前に感じていたこととは……。

 


 

 

みなさんこんにちは。劇団ハタチ族見習いのうっちーこと内田愛美です。

 

今日はこの一年について振り返ってみようかと。

過去を振り返って、もっとこうすればよかった、あれは間違いだった、といろいろ悶悶と考えるのはよくするのですが、振り返って文章にまとめるなんて、おそらく、小学生の頃以来かと思います。

 

さてさて、365日公演という大きな企画を実行している今年。

個人的には、この一年で3年分の経験をしたのではないかと思っております。

 

具体的になにをしたと言われれば、まず、とてつもない数、音響・照明の操作をした、ということです。それなりに、センスが磨かれたのではないかと思いたいです、、、、

この一年間、今まで以上にハタチ族メンバーと一緒にいることが多かったので、みんなの今まで知らなかった顔や、この一年の変化などなどたくさん見れました!!!

同時に、見られてるんだろうなぁ・・・・・。

 

見られているといえば、お客さんにも、うっちー髪切ったね、とか、そのマスク、風邪?とか、声をかけていただいて、とても嬉しいです!!!

来年も、この繋がりが増えたらいいなと思います!!!!

 

 

今年、忘れられないことが一つ。

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『100万回生きたねこ』の大原さんバージョン(こども劇場)の日。私は音響・照明を任されておりまして、当日、仕込みをして、本番の一時間前に大原さんのもとへ行き、照明のきっかけが書いてある台本をもらおうと思ったら、「うっちー、今日は自分できっかけ考えてみようか。」と、鬼のような無茶ぶりをされました・・・・。

まあ今思えば、できる、って思わないといくらギリギリでもそんなこと任せないんだろうなあと、プラスに解釈しております

 

 

この一年で嬉しかったこと、楽しかったことって意外とたくさんあって、

西藤さんに褒められたり、だんだんスタッフとしての動きを把握し始めている自分に気が付いたり、いろんな人に「頑張ってるね」と言われたり。

昔からなのですが、私は愛のある怒り方というか、成長させようと思って叱ってくれる人が大好きなのです。それはハタチ族の中で言えば、ちみさんとか、西藤さんとか、大原さんとか。

今年はいろいろ怒られる年でした・・・・・。

 

 

 

 

話は変わって、稽古中とか、ハタチ族で集まってるとたまに「この一年で一番成長したのってうっちーだよね」と言われます。

確かに成長した実感はありますが、なんというか、ほかのメンバーよりスタート地点が低くて、ほとんどマイナスからのスタートだと思っているので、伸びたと言ってもマイナスからゼロになっただけでまだまだほかのメンバーには追い付けていないのです。

ここだけの話、実はハタチ族に入った時から目標があって、それはこの一年でも達成できませんでした。その目標っていうのは、西藤さんにうっちーをハタチ族に入れてよかったって思ってもらうことです。

まぁ、達成できたからってなにかあるわけでもないんですけどね。

 

 

 

12月26日、清水宏&ぜんじろう全国ツアー2015!島根公演2日目!!

『ぜんじろうの爆笑!コメディーフェスティバル ~世界お笑い大会in香港!珍道中の巻~』にお越しいただいた皆さま、ぜんじろうさん、ありがとうございました!!

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あと、5日!!

 

ライター小川志津子の、ウンナン滞在記〜12月25日〜

2016年1月18日 月曜日

12月25日。
2015年のクリスマス。
ハタチ族にも、とんでもないサンタさんがやってきました。
清水宏さんと、ぜんじろうさん。
エネルギッシュにも程がある2人のサンタさんは、
25日早朝、のようにやってきて、
怒涛の3日間の火蓋が切って落とされたのです。

1512清水さんとぜんじろうさん

1日目は、清水さんのソロライブ。
この春、木次にやってきて、みんなに激熱のエールを贈り、
じゃあ俺はアメリカまわってくっから!」と言い残して木次を発ち、
清水さんは北米のいくつもの「フリンジ・フェスティバル」に、
体当たりするみたいにして挑戦してきた、
その、土産話を、ただただ聞く会。なのです。なのですが、

何でしょうね、そこに登場する人たちが、
いちいち、愛おしいんです。

初めて訪れた町で、イベントを主催する謎の男。
そのイベントを取材しにやってきた、ちょっと意地悪なインタビュアー。
とあるフェスティバルで知り合った、弟分や妹分。
通りすがりのおばちゃん。
何かとガムを噛んでいて、なんだこいつって最初思うのだけれど、
いざ仕事を任せてみると、超ーーデキる照明係。

清水さんはそこで悟るのです。
自分ひとりの力だけで「オラオラオラァ!」って力むのではなく、
「人にゆだねる」ことで生まれる可能性というものがあるのだと。

そんな清水さんに心酔しているサイトーくんのことを思います。
この人も、どこか、清水さんに似たところがあります。
何らかの局面に出くわしたとき、とっさに、
自分ひとりで何とかするしかないんだって思い込んじゃうところが。
自分と理解を交わせなかった誰かのことを、
自分から、遠ざけちゃうようなところが。

0か100か。
そういうところで人を断じてる感じ。

でもサイトーくんは、この一年で思い知っているはずなのです。
もちろん、理解してくれない人はいる。離れてく人もいる。
でも、そうじゃない人たちがはっきりといる。
苦しいときに、気づかってくれた人がいる。
そんなサイトーくんと芝居がしたい、と思ってくれてる人たちがいる。
年が明けたら、彼は広島に滞在して、
初対面の人たちと一緒に、みっちり1ヶ月間、
ひとりの俳優として芝居作りに取り組みます。

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自分ひとりの頑張りなんかでは、びくともしない現場に飛び込むのです。

そこで思い知ってくれたらいいなと思うのです。
自分ひとりでみんなを牽引するのではなく、
味方になってくれる人だけを頼りにするのでもなく、
知り合ったばかりの誰かと、かたまりになって、芝居を作ることの喜びを。
まだよく知らない誰かに身をゆだねる、まかせきることの快感と安心感を。

来年はそんな一年になったらいいなと、外野のおばちゃんは無責任に思うのでした。

終演後。
清水さんが制作のちみちゃんに言葉をかけていました。

すごくまっすぐ聞いてくれるお客さんだったなあ。
前に来た時より、いいお客さんが育ってるね

育てたのはオレたちだああ!
って胸を張っていいよハタチ族。

サイトー家に帰ると、ぜんじろうさんが準備した、
激旨キムチ鍋餃子が、これまた嵐みたいに食卓を埋め尽くしたのでした。
明日は、そのぜんじろうさんが、舞台に上がる番なのです。

 

 

12月25日、清水宏&ぜんじろう全国ツアー2015!島根公演1日目!!

『清水宏の世界の中心でミャ―と叫ぶ! ~カナダ・アメリカ・コメディ・チャレンジ編~』にお越しいただいた皆さま、清水宏さん、ありがとうございました!!

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あと、6日!!

大晦日チェリヴァホールが満席になる!!

2016年1月18日 月曜日

昨年末に雲南市在住の多賀法華さんから頂いたメッセージです。

 

 


 

私、今年の大晦日!チェリヴァホールを満席にしたいです!!

この一年、サンチェリヴァ閉店もあり、相方がいなくても市民の集う場所として、人と人を一生懸命繋いできたチェリヴァホール!

2015年の最後の日。

私はめちゃめちゃチェリヴァホールを応援したい。満席にしたい!!

今年の元旦から始まった劇団ハタチ族365日公演

それをずっと支えてきたチェリヴァホール。
チェリヴァホールに関わる人々。

その存在がなかったら、365日公演なんてお馬鹿なこと出来てない!

それは雲南市が昔からの文化も大切に、プラス新しいものも取り入れようとしているから。

妹が小さい頃ピアノの発表をしてたチェリヴァホール。
それ以来ほとんど足を運ぶことがなかった。

今年はハタチ族の毎日公演を観に行ってるうちにチェリヴァホールで行われていることにも目がいくようになった。

この一年チェリヴァホールで感じたことは、演劇だけにとどまらず、色んなワークショップを多く取り入れ、舞台と観客の枠を超えて一緒に何かすることに力を入れておられるんだなということ。

先日、雲南総合芸術文化祭なるものがチェリヴァであった。
チェリヴァホールステージで太鼓を叩かせてもらった。
練習の始まる前、我らが景山先生が一番に感謝の言葉を伝えたのは、チェリヴァホールの方へだった。

なんだかジンっときた。

この日のワークショップの練習も次の日の本番もめちゃめちゃ楽しく、楽しかったことをチェリヴァの方々に伝えるとキラキラとした素敵な笑顔で喜んでくれた。

大晦日、とっても忙しい日だと思いますが、もし、都合のつく方いらっしゃったら、一緒に応援して欲しいです。
祈って下さるだけでも喜びます(≧∇≦)

皆さんどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m


 

 

いつも、そばにはチェリヴァホール。

チェリヴァホール(キラキラ雲南)の皆さんにはお世話になりっぱなしでした。

困った時には親身に相談にのり、一緒に考えてくださいました。

大晦日の大千穐楽では、足りていない部分をたくさん補ってくださいました。

ハタチ族の365日公演が、少しでも『チェリヴァホール』について知って頂ける機会になったのなら幸いです。

1年間!365日!いつも、本当にありがとうございましたー!!

劇団ハタチ族はチェリヴァホールが大好きでーす!!!

 

 

ライター小川志津子の、ウンナン滞在記〜12月24日〜

2016年1月17日 日曜日

はいどうもライター小川です。
聖夜に『あきふみは待ちながら』。
ちょっとびっくりするチョイスです。
この作品は何を隠そう、ちょっとした思い出の1本なのです。

前回木次入りした10月下旬
『あきふみは待ちながら』の誕生に、実は立ちあってしまったのでした。
ほんとにもう、明日とか明後日とかが初日だ!っていうようなタイミング。
サイトー家の一室で、エチュードで芝居を作ろうとする二人の会話を、
その場でパソコンに打ち込む役目を買って出たのです。

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そう、買って出ました私が。自分から。
ハタチ族、そういうとこありますね。
買って出ざるを得ないムードをむんむんと醸し出すのです。

あきふみさんからは、教師経験に根ざした様々な話があふれ返ります。
自分の指がパソコンの上でうなりをあげます。

ああ、私もこの人たちの、このお芝居の一部なのだ。
そんな不思議な感覚が、胸に芽生えたのを覚えています。

初日を見届けて帰京して、翌日の本番後、
芝居がものすごく変わった」ことを知らされました。
物語中盤であきふみさんが見せる持ち芸(?)の数々、
そのバリエーションが格段に増えたのだと。

そして、お芝居そのものの、質というか手触りというか、
そういうものが大きく変わったのだと、
サイトーくんはメールやSNSで伝えてくるのです。
私はただ、くっそお、と歯噛みするばかり。

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それ以来の再会でした。
アリスがかかると心が反応するのがわかります。
これから、なんだかよくわからないことが展開されるのだと、
私はよく知っているのです。

トランクを離さない男
それを連れて帰ろうとする男
お芝居はほぼ全編、数メートルの距離を挟んで展開されます。

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写真に撮ると、「棒立ちの男二人」でしかない。

けれど中盤、その距離は大きく動きを見せます。
あきふみさんが華麗なステップで、二人の境界線をぶち破るのです。
ダンスの種類が増えてたなー。あとリコーダーとか吹いちゃうなんて。

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その一連に流れるのは、多幸感です。
「お迎え」を待つ男の物語なのに、ふっとそいつが横切るのです。

人生って、それですよねえ。
幸せも、そうでないものも、前触れも法則も無しに突然横切ってくる。

あきふみさんは、神さまについて、そして幸せについて説きます。
死とぎりぎりまで向き合ったことのある人にしか紡げない言葉で。
「そんな、みんなもっとがんばってますよ!」
一番言っちゃいけないことを、サイトーくん演じる元生徒は言い放つのです。

みんな、もっとがんばってる。
自分には、それができない。
だから夜が来るたび、朝が来るたび、
自分を消してしまいたくなるのに。

けれど、何しろ今日はクリスマスイブなのです。
とりあえず、今夜はいいんじゃないかな。消えなくても。
だってあきふみサンタがあんなに笑ってる。
お客さんから、いくつものプレゼントがあきふみさんに集中する。

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誰か、見てくれてるのです。必ず。
そのことを、こうしてときどき思い出せれば、大丈夫。

演劇って健全な営みですね。

さあ明日からは大嵐がやってきます!
楽しむ! 楽しめ! ただそれだけ!

 

 

12月24日『あきふみは待ちながら』にお越しいただいた23名さま

ありがとうございました!!

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あと、7日!!