2015年9月23日 のアーカイブ

演目変更について

2015年9月23日 水曜日

いつも応援ありがとうございます。

劇団ハタチ族の西藤将人です。

 

突然の演目変更、お詫びのしようがありません。

本当に勝手な話です。どんな理由があれ、許されることではないと思っています。

 

9月15日、その日は新作「エンジンだいすき、エナジーさん」の初日を予定していました。

しかし前日になっても台本は完成せず、さらに試行錯誤の末、作品を一から見直すことにしました。

 

なんとか初日に間に合わせることはできる。でも中途半端なものにしたくない。

 

悩みました。

新作を楽しみにしてくださってるお客様を裏切ることになる。

 

しかし、とにかく今できる精一杯をしようと、これが今のハタチ族の全力なんだと、その姿を舞台上でお見せしようと決めました。

 

それが9月14日(月)の昼。その日の夜はワンマンSHOW!!が控えています。

そこでまずご報告しようと思ったのですが、でもまだ迷っていました。

優柔不断なんです。一度決めたのに、本当にこれでよかったのか、もっとあがくべきなんじゃないか、なにか別の方法があるんじゃないかと。

 

夜、スタッフとも相談した結果、演目変更のことは黙っておき、ワンマンSHOW!!をまずは精一杯務めること、そしてお客さまには、一夜明けて当日の昼間にSNSでご報告することにしました。

 

ワンマンSHOW!!で演目変更のことをお伝えすると、その場は間違いなく重苦しい空気に包まれます。

楽しみに来てくださっているお客様に対してそんなことをしていいわけがない。まずはワンマンSHOW!!を楽しんでいただく、そのことに集中しようと決めました。

 

でもまだ優柔不断をひきづっていました・・・。

無理やり気持ちを引っ張り上げて舞台に立ったのもつかの間、すぐに根を上げちゃいました。

 

「ごめん、やっぱり予定変更させて。ここで言います。」

 

制作スタッフの石原にこう告げました。

告げたはいいものの、実際まだフワフワ揺れてました。

言ってしまえば後戻りできない。それに、ワンマンSHOW!!がメチャクチャになる。

 

それでも我慢できませんでした。お客さんの目の前で嘘つくのが。

 

石原も僕の心情を悟ってくれ、なにも言わず頷いてくれました。

この後押しがなければ僕は喋ることができなかったでしょう。ありがとう。

 

最初は明るかった会場が、みるみる暗い雰囲気に包まれていきます。

僕は演目変更のこと、その理由をご説明しました。

全部喋り終えるのに20~30分ほどはかかったでしょうか。

お客様は真剣に僕の声に耳をかたむけてくださっていました。

 

甘えまくっちゃいました、お客様に。

 

その後、重苦しい空気はお客様から僕へのサプライズ誕生日プレゼントをきっかけに持ち直し、気づいた時には予定の上演時間をゆうに超えていました。

 

トーク内容はしょうもないことなんです。まったく褒められるものではありません。

だけどね、笑ってくださってるんです、みなさん。

終演後は励ましのお言葉まで・・・。

 

ありがとうございます、本当に。

 

 

9月15日(火)、演目変更の初日は「古事記ぼっち~スサノヲ編~」を上演することにしました。

 

もう何度も演じてる作品です。

たとえ急にその場でやれって言われたってできる自信もあります。

稽古だってしっかりやってきました。

 

でもその日の開演前は異常な緊張感に包まれていました。

それは僕だけじゃなく、スタッフも一緒です。

ガチガチでもフワフワでもないんです。ただ、なにかが明らかに違う、そんな感じです。

 

いつも以上に丁寧に演じた「古事記ぼっち~スサノヲ編~」だったのですが、間もなく終わりといったところで、ボン!っと、なにかが、はじけちゃいました。

 

頭も目の前も、一瞬で真っ白になってしまいました・・・。

 

お客様もなにが起こったかわからない様子。

無理やり幕をおろしたのですが、その後は茫然自失。

なによりお客様に申し訳なかったです。

 

演目変更で、ついにお客様が途切れるかもと不安におびえた9月15日。

これほどまでに自分が情けないと思った日はありません。

これほどまでにお客様が有難いと感じた日はありません。

これほどまでに明日の舞台が怖いと実感した日は、初めてでした。

 

 

9月16日(火)は「古事記ぼっち~オオナムチ編~」を上演しました。

 

前日の出来事が頭によぎり、いくら稽古しても不安にかられていき、あっという間に本番の時間に近づいていきます。

ここが踏ん張りどころなんだと、自分を無理やり奮い立たせました。

けれども恐怖が勝っちゃうんです。この日ばかりは。

 

逃げたかったです、正直なところ。

 

でも、逃げなくて良かった。

 

幕が開き、舞台にあがり、お客様が顔を窺うとみなさんが一斉に僕を見てる。

そんなことは当たり前なんですけどね、みなさんが僕に「がんばれー、がんばれー」って応援してくれてるんです。

勘違いかもしれませんが、そんな表情をされてるような気がしました。

きっと前日もそうだったんでしょうね。気付くのが遅くてすみません・・・。

 

お客様と相対していながらも背中を押されているような、そんな不思議な感覚になりました。

舞台に立つ恐怖は持っていていいんだと、抱えながらでも進んでいけるんだと、みなさんに教わったように思います。

 

9月17日(水)の「鈴虫だいすき、興梠さん」でも背中を押していただき、さらにあたたかい拍手と激励のお言葉をいただきました。

 

本当にありがとうございました。

 

 

演目変更のこの出来事を美談にする気は毛頭ありません。

中途半端に「エンジンだいすき、エナジーさん」の上演時期を申し上げることもできません。

ですが、いつの日かご披露できた際には必ず、「延期してよかった。待っていてよかった」とみなさまに思っていただけるように精一杯頑張ります。

 

365日公演も残り3カ月と少しです。

毎日真剣な舞台を大晦日まで続けること、それが今の劇団ハタチ族の本分だと思っています。

 

誠に勝手ではございますが、これからも変わらぬ応援を何卒宜しくお願いいたします。

 

 

劇団ハタチ族 代表 西藤将人

 

 

 

 

 

9月17にお越しいただいた11名のお客さま

ありがとうございました!!

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あと、105日!!

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西藤三部作

2015年9月23日 水曜日

演目変更の3日間を見続けてくださった方からメッセージを頂きました。

 


 

雲南市在住のOです。
今週の演目は当初の予定を変更し、「古事記ぼっち」と「鈴虫だいすき、興梠さん」でした。

演目変更するというのを聞いたとき、「何するのかな〜。古事記ぼっちのスサノヲとオオナムチ、興梠さんだといいな〜。」なんて思っていたら、ほんとにその通りになって驚きました。

まさか今週、アーレーさんと興梠さんの二人に会えるなんて…!
西藤三部作」と私の中で勝手にそう呼んでいる3作品、どれも面白いので3日間とも観に行きました。

いや〜、面白い。もう何回も観てるけど、飽きるということがない。
どの演目も新しい場面が追加されてとても楽しかったです。

スサノヲ編ではアメノウズメがプロダンサー並みのラインダンスを披露し、ヤマタノオロチが客席にやって来て驚かされました。

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翌日のオオナムチ編はプロレスシーンが過去最長となり、客席大爆笑。新たに何種類か技をかけ、最後はやっぱり宙を舞っていました。

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3日目の興梠さんはというと、恒例の鈴虫クイズが新しくなりました。
そして、個人的に一番の関心事である、ジェットコースター興梠はオンステージであの曲を歌い切るのか、それとも途中で「はずかしい〜!」と言うのか、さあどっちだ?!とドキドキしながら観ていましたが、見事歌い切り、「満足!」という決め台詞も聞けてよかったです。
歌っている最中はいつもより多くステップを踏んだりターンをしたりして、マイクのコードが体に巻きついていたのが面白かったです。

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終盤、興梠さんがなくシーンでは泣いた後の沈黙の時間が長く、今回もこの場面で固まってしまいました。

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皆様のお陰で、明日も公演を打つことが出来ます

もう何回も聞いてきた言葉ですが、演目変更をしたこの3日間ほど、観客としてそれを実感したことはありませんでした。

初日、会場の雰囲気がいつもと違っていました。客席は自分を含めて3人。
その日観に来ていた常連のTさんは「メッセージを送る!」と言ってハタチ族あてにメールを送っていました。

私も何か言葉を送りたいけど、でも何て言ったらいいのか分かりませんでした。
なので行動で表すしかないと思い、3日間観に行きました。

2日目に来ていたAさんというお客さんから、「昨日の3人のお客さんは公演を繋いだって感じがするね。ありがとう。」と言われました。
Aさんからそう言葉をかけられ、365日公演はハタチ族とお客さんの両方で成り立っているんだなと思いました。

公演を繋ぐ、人と繋がる…。
365日公演はいろんなものを繋いでいるんですね。

公演を観に行くようになってから、色んな人と出逢い、自分の考えや気持ちもどんどん変わってきました。
「365日公演を観に行ってなかったら今ごろ自分はどうなっていたのかな」と、最近よく考えます。
それはそれで今まで通りの日常を送っていたかもしれないけど、でも絶対今の方が楽しいはず

常連のMさんにもこの質問を投げかけてみたところ、以下の言葉が返ってきました。

公演に行き始めたおかげで、普通なら知り合うことのなかったような人たちとの繋がりが持てている。演劇が、ハタチ族が繋いでくれた縁ってすばらしい

やっぱりみんな同じことを思ってたんですね。

今、公演を観に行く楽しみがあるからこそ頑張ることができているし、公演時間が近づくにつれてだんだん元気になっていく自分がいます。

公演がなくなってしまったら、ちょっと困ってしまいます。色んなことが頑張れなくなってしまいます。

ハタチ族の演劇に沢山助けられているし、救われています。
公演を見終わったあとはいつも「よし、次回観に来るためにまた頑張ろう!」と思います。

あと100日ちょっと。
まだまだ楽しみがあるから頑張れます!

 


演目変更の3日間。

3人、9人、11人と……駆けつけてくださる人数が増えていきました。

これは偶然なのか。エールをおくる為に駆けつけた方もいるのではないか。

偶然来たのが、この日だった。という方もいらっしゃるでしょう。

ご来場くださった方だけではありません。駆けつけることができなかった方からも、メッセージを頂きました。

駆けつけてくださった方からも、偶然来られた方からも、メッセージをくださった方からも。いつも以上に皆さんからのエールを感じた、3日間でありました。

 

 

9月16にお越しいただいた9名のお客さま

ありがとうございました!!

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あと、106日!!

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2015年9月23日 水曜日

 

9月15日、火曜日。『古事記ぼっち〜スサノヲ編〜』にご来場の多賀法華さんより、メッセージを頂きました。届いたのは翌16日の朝。

『古事記ぼっち〜スサノヲ編〜』をご覧になり、言葉にできない感情を精一杯言葉にして送ってくださいました。

 


 

最近、来年以降のことをよく考えるようになった。それは悪いことではない。でも、未来って不確かなものだ。変わらず明日は来るって思ってるけど、それは本当は誰にも分からない。

 

9月15日を振り返る。
365日公演の中、誕生日を迎えた代表が、今味わっておかなければならない感情だったんだと思う。

 

そして、今日を楽しんでもらいたい。

 


 

9月15日。演目変更1日目です。

いつもとは違う緊張を西藤を始めスタッフも感じていました。

本編に入る前に西藤から演目変更について皆さまへお詫びの挨拶をさせて頂きました。

いままでになかったことです。

舞台監督の松浦はこの演目変更を振り返ってこう言っていました。

「頭を下げる代表は、あまり見たくない。」と。

これは劇団員の素直な気持ちであります。

 

ご来場くださる方々はいったい、どんなお気持ちで会場にお越しなのか。

どんな顔をして、どんな風にお迎えしたら良いのか。

初日はとくに、まごまごしてしまいました。

 

そして。

いつもと違う緊張感を1番に感じていたのは西藤本人です。

『古事記ぼっち〜スサノヲ編〜』終盤にさしかかった時。

セリフが飛んでしまったのです。

真っ白になることはあっても、セリフが飛ぶことは西藤自身、始めてのことなのだそうです。

 

この日のカーテンコールは、異様でした。

あんなにステージの上で困惑する西藤はみたことはありませんでした。

 

365日公演をハタチ族を今までずっと見守り応援し続けてこられた方からの、精一杯のメッセージ。

今味わっておかなければならない感情

あと100日を目前にした今、味わっておかなければならない感情。

この感情を整理するのは容易なことではないけれど。

しっかりと噛みしめて行きたいと思います。

 

 

 

 

9月15にお越しいただいた3名のお客さま

ありがとうございました!!

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あと、107日!!

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迷い

2015年9月23日 水曜日

続けて更新。

制作の石原です。

 

9月14日。月曜日。

この日のことを書かないといけません。

 

西藤将人の、マンデーワンマンSHOW!!

いつも通り、楽しみにご来場くださる皆さま。

なぜだか、普段着で受付にいる西藤代表。

いつもと違う、ハタチ族。

衣装は違えど、いつも通りに始まるワンマンSHOW!!

 

序盤から突如、予定を変更しました。

西藤はどうしても、いつも通りにワンマンSHOW!!を進行することができませんでした。

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開場ギリギリまで相談し合いました。

その時、出した結論は「ワンマンSHOW‼︎は、きちんと公演としてご提供する。お客さまに楽しんで頂くことを1番に考える。

実際に舞台に上がり、お客様の前に立った西藤にはそれが出来なかった。

 

その日の午後に決めた、翌日から始まる、新作『エンジンだいすき、エナジーさん』の上演延期および演目変更

西藤は、この決断を抱えたままお客さまの前に立つことが、どうしてもできなかったのです。

 

私には2つの迷いがあります。

1つに、上演延期および演目変更について

2つに、この日のワンマンSHOW‼︎はこれで良かったのか

 

 

日中に西藤から連絡がありました。

『エンジンだいすき、エナジーさん』を仕上げられる気がしない。

直接話しを聞くため木次に向かいます。

 

そこには、えらくげっそりとした西藤が待っていました。

これは、もう無理だろうな。一瞬、一瞬だけそう思いました。

 

まずは話しを聞かないと。

 

ぽつりぽつりと話しだす西藤。

 

中途半端に作品を仕上げたくない。

上演を楽しみにして頂いていた方々への裏切り。

情けなさ。

悔しさ。

憤り。

迷い。

 

 

でき得る中で、納得のいく所までは仕上げたい。

初日に間に合わすことができなかったのは、今の私たちの実力なのだと思います。

 

365日公演をやってきたからこそ気付いたこともあります。

舞台と真摯に向き合いたい』ということ。

 

 

迷いながらも決断した演目変更。

 

私の中に浮かんだのは「きっとわかってくれる」という言葉。

私たちを応援してくださっている多くの方たちは、本当に本当にまっすぐな気持ちで応援してくださっている。本当に奇跡に出合えると、大晦日には465席を満席にすると、雲南市を演劇テーマパークにするのだと。信じて365日一緒に走りつづけてくださっている。そんな風に感じています。

ならば……私は、まっすぐに、お客さまと、応援してくださる皆さまと、向き合いたい。

 

「きっとわかってくれる」これは甘えであるとも思っています。

なにをどう考えたって演目変更は許されることではないし、これをきっかけに失うものもあるだろうし、反省することだって沢山あります。

 

 

 

『西藤将人の、マンデーワンマンSHOW!!』を楽しみにきてくださっている方達の前で、演目変更についてお話をする。

このことだって、見方を変えれば、お客さまに対する「甘え」であります。盛大なわがままであります。

1週間がたった今も、これで良かったのかと自問自答をし続けています。

 

けれども、これがハタチ族なのだとも思うんです。

365日公演をやり続けてきたからこそ、ほぼ毎日、受付に立ち、直接お客さまとお話しをしてきたからこそ感じたこと。

舞台と真摯に向き合いたい

お客さまとまっすぐに向き合っていたい

このことが、本当に1番大切にしていきたいことなのか。

5年後、10年後も同じ事を思っているのか。

このことを表現するのにベストな対応だったのか。

 

迷いは、たくさんあります。

演目変更にかぎらず、毎日の上演だって、はたしていつもベストなのか。

何が正しくて正しくないのか。

 

そう簡単に答えがでるとは思いません。

ただ、

『舞台と真摯に向き合いたい』

『お客さまとまっすぐに向き合っていたい』

きっと、この2つが、今の私の軸なのだということは分かりました。

 

 

最後になりますが、

ワンマンSHOW‼︎を楽しみにご来場頂いた皆さま、真剣に話しをきいて頂き本当にありがとうございました。

西藤へのサプライズバースデイプレゼントのおかげでどんよりムードから雰囲気を一転することができました。笑って、お付き合いくださった皆さまには本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

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9月14にお越しいただいた8名のお客さま

ありがとうございました!!

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あと、108日!!

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