2016年1月16日 のアーカイブ

ライター小川志津子の、ウンナン滞在記〜12月23日〜

2016年1月16日 土曜日

どうもこんにちは。ライター小川です。

 

今日は朝から「こども劇場」の日でした。

まずは「出張こども劇場」。

地域在住のちびっ子が大集合したクリスマス会です。

大部屋いっぱいにひしめきあうちびっ子たちを前に、

我らがオーハラさんが「赤鼻のトナカイ」のエピソードを演じます。

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主人公のルドルフは、ひとりぼっちなのだけれど、

ひとりずつ仲間を増やして、連携プレイのようにピンチを乗り越えてゆきます。

 

その仲間たちを全部、オーハラさんが演じるのです。

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ぎゃんぎゃん騒いでたちびっ子たちも、物語がすべりだすと、

だんだん舞台に集中していくのが見て取れます。

ちびっ子たちの目にはきっと、それぞれの人物像や、

雪や山や空が見えていたに違いないのです。

 

お昼休憩を挟んで「軒下ガールズ」の二人と合流。

20時開演の『星の王子さま』に向けての稽古です。

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なにせ3人の眼の色が違うのです。

最小限のあいさつを交わしたら、あとはそれぞれが、

自分のせりふをさらっています。

それぞれのせりふの大合唱が、波になって押し寄せてくるようでした。

 

何だろう、さわれない、立ち入れない感じ。

 

こういう時はむやみに立ち入らないのが外野ライターの得策です。

別の部屋で雲南市民劇の皆さんが稽古していたのでそちらに潜入。

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私が木次を訪れるようになったのは3年9ヶ月前

この市民劇が初めて行われた時でした。

舞台に関しては右も左もわからない雲南市民の皆さんが、

手さぐりで、でもわからないからこその爆発力で、

大きなドラマをうねくりかえらせていたのを覚えています。

 

それから時間が経って、今日、目にした皆さんは、

何というか、とても「両足で立ってる」感じがしたのです。

あの時のふわふわと上気したお祭り騒ぎではなく。

それぞれが、「芝居」と「生活」の距離感を獲得している。

両者を適度に行き交うことの喜びをすでに知っている。

皆、あの時とはまるで違う顔をしています。

 

稽古場を出て、『星の王子さま』班に戻ります。

ちょうど通し稽古が終盤を迎えた頃でした。

……その時点では、とてもはらはらする展開でした。つまり、

プロンプなしでは、芝居がところどころ、止まってしまうくらいの感じ。

 

だったのですが。

そこからがこの三人娘の底力なのです。

お客さんが入って、芝居が動き出すと、なんかもう、

ぎゅーん!と音がしそうな集中力が、舞台全体を引っ張っているのがわかります。

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オーハラさんの王子さまは、とても哀しみを湛えた少年です。

愛するバラの花と別れてしまった哀しみ。

友だちになれたキツネと別れる哀しみ。

自分の星に帰るすべが、ひとつしかないことを悟り、

それを飛行士に告げる哀しみ。

 

3年9ヶ月前を思い出します。

彼女が演じていたのは子供時代の「ヤマタ」。

奔放で、大きな口でげらげらと笑う少年でした。

 

あの笑顔が猛烈に見たい。

そう願ってしまうくらい、哀しい王子さま。

 

さくちゃんは彼の物語を語り、そして見つめる飛行士役です。

能動的に動きを見せる役柄ではありません。

王子さまが投げるボールを、受け取り、戸惑う。

ようやく投げ返せるようになった頃、別れが訪れるのです。

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そう、訪れる別れを知りながら見つめる人

大晦日を期にハタチ族を離れる彼女は、

自分の思いを役に重ねていたでしょうか。

 

こまちゃんは何だかもういろいろ全部を担う人でした。

王子さまが出会い別れたあらゆるものたちを演じ分けます。

観客の多くは、「声色」とか「仕草」とかで多様に「演じ分ける」ことを、

「役者の巧さ」だと勘違いする傾向があるように思うのですが、

それってどうも違うと思うのです。ほんのひと声、そして大きな笑顔で、

まず観客の心をほどく「愛され力」。それこそが最強。

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「愛しさ」は「巧さ」を凌駕するのです。

 

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気づけば客席は満員御礼。

カーテンコールでやっと三人の晴れやかな笑顔を見て、

お客さんも皆笑顔で帰っていきます。

 

正直に言ってしまうと、私は『星の王子さま』の物語を、

ちゃんと読んだことはありませんでした。

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「王子さま」が「バラ」を怒らせてしょぼくれながら、

随所に名言格言を散りばめてゆくおとぎ話、ぐらいの印象。

 

こんなに王子さまが痛ましい物語だったとは。

心臓がぎゅううってなりました。

 

次はねー、大爆笑してる三人が観たいな!

 

大晦日、それが観れるといいな!

 

明日は『あきふみは待ちながら』。

二ヶ月前、その作品の誕生に立ちあった身としては、

進化型が観られる気がしてわくわくしておりますよ。

 

 

12/23 軒下ガールズ×こども劇場『星の王子さま』終演後の様子。

あっという間に2週間が過ぎ。

2016年1月16日 土曜日

みなさん、こんばんは。

制作の石原ちみです。

 

さてさて、

あの日から、あっという間に2週間が過ぎて行きました。

は、はやい。相変わらず、1日が終わるのがはやい!!

 

去る2015年12月31日

劇団ハタチ族の365日公演大千穐楽!!~大晦日だよ!チェリヴァホールに全員集合!!~

および……。

365日公演!!

無事!!終演いたしましたーーーー!!!

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365日毎日公演を打ち続ける。

観客ゼロでチャレンジ終了。

 

冗談だろ。

無謀だ。

すぐ終わるだろう。

 

そんな風にも思われていた365日公演。

トラブル、ハプニングもなんのその。

 

たくさんの……たくさんの、なんて曖昧な言葉でしか言い表すことができないのがもどかしいのだけれど。

本当に本当にたくさんの人が繋いでいってくれた365日公演でした。

 

 

大晦日、チェリヴァホール465席を満席に。

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こればっかりは、不安に思う方も多くいらっしゃったことでしょう。

 

4日前の時点での残席は299席。

 

半分以上も売れていませんでした。

 

その後、244席、215席、129席……。

 

大晦日当日の朝には103席になりました。

 

当日券販売開始の11時半

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少しずつ、少しずつ並びはじめるお客様。

 

開場時間の12時からは受付けはひっきりなし。

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12時半を過ぎた頃、当日券の残りは4枚。

 

用意していた当日券がなくなってしまいました。

 

それでも、途切れることのないお客様。

 

劇団ハタチ族、365日公演大晦日の第千穐楽。

 

 

チェリヴァホール満席の465席を超える、527人のお客様にお越しいただきました!

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会場で楽しんでくださる方。

気にかけてくださる方。

舞台にたってくださる方。

サポートをしてくださる方。
たくさんの、たくさんの方のおかげで私たちは満席の舞台に立つことができました。

365日公演に関わってくださった方、全員でおこした奇跡です。

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勝手に応援休演日をのぞく297日。
延べ4672人のお客様に365日公演を楽しんで頂きました。
1年間365日、ありがとうございました!!

 

この無謀な挑戦を支え続けてくれたチェリヴァホールさん

感謝してもしきれません!!

先日、11日にやっとこさ1年もの間!間借りしていたスペース&365日公演のあのステージを片付けました。

ところがどっこい。

チェリヴァさんのご好意で、メッセージボードと劇刊ハタチ族コーナーはしばらく置いて頂けることになりました……!!

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1年間の結晶でございますよ!!ありがたや〜。

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ぜひぜひ、ふらっとチェリヴァホールにお立ち寄りくださいませ。

(風の噂ではあきふみさんチェリヴァホール目撃情報が届いておりますよ!!)

 

ある日のあきふみさん

とある日のあきふみさん

 

 

527人。

立ち見のお客様や、ご都合がつかなかった皆さまには本当に申し訳なかったなと……。

できるだけたくさんの方に楽しんでいただけるように、工夫を凝らしていきたいと思っております!これからのハタチ族にもご期待ください!!

 

さてさて、石原個人的反省……。

思うようにブログの更新がならなかったことであります。

若干ののんびりペースではありますが、少しずつ更新予定だった記事をアップしていきますよーーー!!

大晦日が終わってから届いたメッセージもございます!!(いつでも受付中ですよ〜。気軽にご連絡くださいませ〜。)

果たして、メンバーの更新はあるのか?!こうご期待!!