気づけば300日


小川さん来雲4日目!最終日!!

『あきふみは待ちながら』の誕生に立ち会っていただきました。

 


 

どうもこんにちは。

ライターの小川志津子です。

 

私はこの文章を、10月28日、

岡山から東京行きの新幹線の中で書いています。

 

書こうとしているのは、昨日起きたことです。

 

うわあずいぶん遠く感じる。

私もその中にいたはずなのに。

 

 

あきふみは待ちながら』。

27日、サイトーくんとあきふみさんがエチュードをしている間、

私は、その部屋のすみっこで、彼らの言葉をPCに打ち込んでいました。

まだその時点では「思いつきの羅列」であるそれを、

翌朝までに、台本へと練り上げなきゃいけません。

そして翌朝。

サイトー家をあきふみさんが訪れてきて、

その台本を、一緒に目を通すことに。

 

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こんなに覚えられるかなあ……

あきふみさんは不安そうにページをめくっています。

 

だからサイトーくんとオーハラさんの作戦はこうです。

新しく正しいせりふを覚えてもらうのではなく、

昨日あきふみさんが自分の記憶を打ち明けた、

そのままのことを、もう一度、舞台の上でしてもらおうと。

 

……賭けです。かなりの。

 

でもね、何度か立ち稽古をしてみたら、

あきふみさんが教師時代、生徒に何度も聞かせてきた、

宇宙についてや、「生きる」ことについての話は、

何もしなくてもひとりでに、あふれ出てくることがわかりました。

 

……いけるんじゃないかこれは。

そう思ったのは午後2時あたり。

 

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これを、「演劇作品」として論じるなら、

そんな手っ取り早く手応えとか感じてもらっちゃー困るよと、

数多の演劇人たちは思うでしょう。

でも彼らが作ろうとしているのは「演劇作品」ではない。

 

あきふみさんという人の、これまでの人生の結晶です。

 

剣道部と空手部と教免過程を掛け持ちしていた学生時代。

優秀な生徒を牽引する進学コースから、

そうでもない生徒が集まる普通コースまで、

あらゆる生徒たちに向き合ってきた教師時代。

 

そして、自分の人生にいろいろ詰め込みすぎて、

あふれて、壊れてしまってから今日までのこと。

 

それを「暴露」するのではなく、

現実話であるようなないような、狭間のニュアンスを漂うような、

そんな数十分にしたい。

 

それが、この日見えてきた方向性でした。

 

頭から何度か繰り返したら、あきふみさんはなんとなく全体をつかんだ感じで、

ひとまず安堵。あとはサイトーくん自身の芝居を掘るのみです。

 

彼の役どころは、あきふみさんの、かつての生徒。

死のうとしているあきふみさんを、共に帰ろうと迎えに来ます。

 

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でも、彼の感情は、物語終盤で反転するのです。

 

……そこの組み立てがね。

まだ、課題アリだなーってところで時間が来ちゃったのですが、

 

もっと言うならラストの一番肝心なところで、

上の階のホールのお客さんがどーっと押し寄せてきちゃったので、

なんかもう、ちょっともう、思わず空を仰いじゃったけど、

 

でも、こんなにも、「これからどうとでも化ける」であろうお芝居って、

私最近観てきたかな。

 

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一発勝負のネタ見せみたいなことじゃなくて、

その人の人生を浮かび上がらせようとする、

とても丁寧な態度でありながら、ここまで振れ幅が大きいお芝居って。

 

覚えがないんですよね。こういうお芝居。

 

ハタチ族の、365日公演でしかできない試みだなあと思いました。

 

夜はサイトー家に、ハタチ族の女性陣を集めて座談会をしました。

これについては後日『劇刊ハタチ族』に載りますのでお楽しみにね。

 

そして今、私はこうして帰路についています。

どんどん雲南が遠くなっていきます。

 

トーキョーにいるとエンゲキってなんつーか気高くて、

許された者のみに許された所業」感があるんですけれどもね、

 

ここに来ると、最初の1~2日は、

えっ、そんなことやっちゃっていいの??」って、

たくさんたくさん思うのです。

 

我慢しない。やる。やっちゃう。

 

それが、2~3日経つとですよ。

自分も「やっちゃう」の中に入れちゃうんですな。

エチュードの文字起こしをして、

それから立ち稽古の音出し(の真似事)をして、

 

えっ、私やっちゃってる!って思った。

 

そこに居てもいい。

久しぶりにそう言われた気がします。

 

ハタチ族の舞台に足繁く通う皆さんも、

この「居てもいい」感に惹かれてるんじゃないかな。

 

チェリヴァのロビーの、この椅子に座ることを、

ハタチ族の人たちは、待っててくれてる。

 

その感じがね、ヘビーウォッチャーを育ててるんじゃないかと思いました。

 

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さあ! あと65日。

っていうことはつまり、この日でちょうど300日終えたことになります。

 

年末また遊びに来ます。

仲間に入れてね。

 

4日間のおつきあい、ありがとうございました。

またいずれー!

 


小川さーん!
4日間、見守ってくださってありがとうございます!

無事、幕上がりました。よかった。よかった。

小川さんが居てくれたから、いつもより比較的穏やかに幕が開いたんじゃないのかなって思います。
座談会も、とっても良い時間が過ごせました。小川さんが居てくれなかったら実現しなかった時間です。あぁ、はやくお披露目したい。

西藤がよく言うんです。「演劇は誰でもできる。」って、誰でも楽しんでいいんだと。

雲南で待ってます。
いつでも来てください。(そのうち、そちらにも伺いますよ。)
まずは、年末ですね。一緒に楽しみましょー!

 

 

 

 

 

10月27にお越しいただいた14名のお客さま

ありがとうございました!!

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あと、65日!!

 

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