ライター小川志津子の、ウンナン滞在記〜12月25日〜


12月25日。
2015年のクリスマス。
ハタチ族にも、とんでもないサンタさんがやってきました。
清水宏さんと、ぜんじろうさん。
エネルギッシュにも程がある2人のサンタさんは、
25日早朝、のようにやってきて、
怒涛の3日間の火蓋が切って落とされたのです。

1512清水さんとぜんじろうさん

1日目は、清水さんのソロライブ。
この春、木次にやってきて、みんなに激熱のエールを贈り、
じゃあ俺はアメリカまわってくっから!」と言い残して木次を発ち、
清水さんは北米のいくつもの「フリンジ・フェスティバル」に、
体当たりするみたいにして挑戦してきた、
その、土産話を、ただただ聞く会。なのです。なのですが、

何でしょうね、そこに登場する人たちが、
いちいち、愛おしいんです。

初めて訪れた町で、イベントを主催する謎の男。
そのイベントを取材しにやってきた、ちょっと意地悪なインタビュアー。
とあるフェスティバルで知り合った、弟分や妹分。
通りすがりのおばちゃん。
何かとガムを噛んでいて、なんだこいつって最初思うのだけれど、
いざ仕事を任せてみると、超ーーデキる照明係。

清水さんはそこで悟るのです。
自分ひとりの力だけで「オラオラオラァ!」って力むのではなく、
「人にゆだねる」ことで生まれる可能性というものがあるのだと。

そんな清水さんに心酔しているサイトーくんのことを思います。
この人も、どこか、清水さんに似たところがあります。
何らかの局面に出くわしたとき、とっさに、
自分ひとりで何とかするしかないんだって思い込んじゃうところが。
自分と理解を交わせなかった誰かのことを、
自分から、遠ざけちゃうようなところが。

0か100か。
そういうところで人を断じてる感じ。

でもサイトーくんは、この一年で思い知っているはずなのです。
もちろん、理解してくれない人はいる。離れてく人もいる。
でも、そうじゃない人たちがはっきりといる。
苦しいときに、気づかってくれた人がいる。
そんなサイトーくんと芝居がしたい、と思ってくれてる人たちがいる。
年が明けたら、彼は広島に滞在して、
初対面の人たちと一緒に、みっちり1ヶ月間、
ひとりの俳優として芝居作りに取り組みます。

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自分ひとりの頑張りなんかでは、びくともしない現場に飛び込むのです。

そこで思い知ってくれたらいいなと思うのです。
自分ひとりでみんなを牽引するのではなく、
味方になってくれる人だけを頼りにするのでもなく、
知り合ったばかりの誰かと、かたまりになって、芝居を作ることの喜びを。
まだよく知らない誰かに身をゆだねる、まかせきることの快感と安心感を。

来年はそんな一年になったらいいなと、外野のおばちゃんは無責任に思うのでした。

終演後。
清水さんが制作のちみちゃんに言葉をかけていました。

すごくまっすぐ聞いてくれるお客さんだったなあ。
前に来た時より、いいお客さんが育ってるね

育てたのはオレたちだああ!
って胸を張っていいよハタチ族。

サイトー家に帰ると、ぜんじろうさんが準備した、
激旨キムチ鍋餃子が、これまた嵐みたいに食卓を埋め尽くしたのでした。
明日は、そのぜんじろうさんが、舞台に上がる番なのです。

 

 

12月25日、清水宏&ぜんじろう全国ツアー2015!島根公演1日目!!

『清水宏の世界の中心でミャ―と叫ぶ! ~カナダ・アメリカ・コメディ・チャレンジ編~』にお越しいただいた皆さま、清水宏さん、ありがとうございました!!

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あと、6日!!

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