2015年から、2016年へ。


久しぶりの投稿です。ご無沙汰しちゃってます。

みなさんこんにちは。劇団ハタチ族の西藤将人です。

 

僕は、現在広島に滞在中です。

晴れています。広島です。

山陰の冬はほとんど太陽さんとはお会いできないので、とても新鮮な気分なわけです。

 

なぜ僕が広島にいるのかって話は後半まで待ってください。

ご報告が遅くなりましたが、まずは昨年の『365日公演大千穐楽』について。

 

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2015年12月31日、劇団ハタチ族の365日公演はついに『大千穐楽』を迎えました。

1年前の元日公演直後、お客様に向かって僕は「大晦日、チェリヴァホールを満席にします!」なんて豪語しちゃった僕。

大晦日に465席満席。我ながらとてつもなく高い目標を作ったもんだと思います。

当然そのときはまだ誰も僕のこの言葉を信じていなかったわけです。

それもそのはず、言った本人でさえ半信半疑だったんだから無理もないんですな。

そもそも大半の人には「1年なんてもたない。もって3カ月くらいだろう」なんて言われてました。

 

大千穐楽の本番前日の夕方に、ようやく台本を書き上げた僕。でも不思議と焦りはなかったんです。

まぁそりゃ実際は必死すぎてそれどころじゃなかったんだけど、なんかみんなを本気で信頼してましたね。

 

当然役者たちは必死に台詞を覚える。

準備に追われるスタッフ。

見慣れた光景。

なんせこれを1年間、毎日やってきたから。

 

あっという間に開演時間。

ついに幕が上がったその瞬間、万雷の拍手が。目の前には会場を埋め尽くすたくさんのお客様の姿がありました。よく見ると立ち見の方まで。

ずっと震えていました。涙が出るのを必死でこらえた。あの瞬間の感動は絶対に忘れられません。

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振り返れば本当にたくさんの方々に助けられました。

この1年は僕個人や劇団ハタチ族にとって足りないものを知る期間だったように感じます。

思い知らされました。自分がまだまだ未熟だってこと。

でも、諦めの悪さだけは誰にも負けてないことはわかりました。

そして最後まで死ぬ気で諦めなかったら奇跡が起こるってことも。

 

いろんなご批判はあろうと思いますが、365日公演最後の演目『演劇卒業』は、昨年一年間のなかで一番納得できた作品でした。

劇団ハタチ族みんなが、本当の意味で持てる力をすべて出し切ったと胸を張って言えます。

未熟な代表を支えてくれた劇団員に感謝します。本当にありがとう。

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劇団ハタチ族は雲南市の宝です。

大千穐楽にご来場くださった速水雄一雲南市長が年始のご挨拶でこう述べてくださったようです。ありがたいです。

 

でもね、いやいや、まだまだです。所詮365日公演を達成できただけですから。

僕たちの目標は雲南市に演劇テーマパークをつくることです。

だから本当に、まだまだ始まったばかり。これからなんです。

本当の意味で“雲南市の宝”になれるように、今年も死ぬ気で演劇やっていきます。

 

 

そして年が明けて2016年。最初の舞台は広島へ。

現在僕は、広島市のJMSアステールプラザで毎日『五十嵐伝』の稽古に励んでいます。

 

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この『五十嵐伝』というお芝居、2008年公開の映画『ガチ☆ボーイ』の原作になった舞台なんですな。

主演は佐藤隆太さんで、僕が演じる奥寺は映画版では向井理さんが演じていたんですねー。

いやー、向井理さんですかー。あはははは……。

 

昨年の10月下旬、広島のアステールプラザ職員のKさんから出演オファーがあり、なんとその数日後には、作・演出の蓬莱竜太さんがチェリヴァまでわざわざ来てくださいましたー!!

 

中央奥でイスに座ってるのが蓬莱さん

中央奥でイスに座ってるのが蓬莱さん

 

 

この蓬莱竜太さんという人物、超売れっ子の劇作家・演出家で、戯曲『まほろば』で岸田國士戯曲賞を受賞されたすごーいお方なんですな。

 

緊張しながら対面。ドキドキ。

もしかしたら台本の詠み合わせもあるかもしれないしね、隠れて準備運動もしてましたよ、ここだけの話ね。

でもお会いして、一瞬で正式に出演が決まっちゃいました。ありゃりゃ。

少しだけ拍子抜けしながらも、なにはともあれ、めでたしめでたし。

 

さすがに365日公演中の昨年は稽古参加は難しく、今年の1月8日に広島入り。

今日まで基本的に週6日稽古で芝居をつくっている毎日です。

 

この座組みのメンバー、ホントにみんなが純粋なんですな。純粋に芝居を楽しもうとしてる。

嫌な人間が大好きな僕には少し物足りないけれど、余計なストレスは一切たまらず稽古場に向かうことができちゃう。

 

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共演者の蒲野くんがレコーディング中

 

キャストのみんなは物語を深めるために稽古時間以外にも積極的に集まる。

「僕はこの場面ではこう感じてるんだよね。」

「あー、なるほど。じゃあこの時は?」

ってな感じでディスカッション。

ハタチ族では絶対に見られない光景ですな(笑)

 

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キャストのみんなとチラシ配りへ

 

スタッフのみなさんは演出部、制作部、衣裳部、舞台部など、メチャクチャな充実っぷり!

稽古前にはいつもコロコロで掃除してくれて清潔爽やか!!

役者の喉を守るため、加湿器は常時稼働中!!!

小道具類は毎日増えていきます!!!!

そしてケータリング!!休憩が待ち遠しいわい!!!!あざっす!!!!!!!!

 

さらに座組みに誕生日の人がいれば「そこまでやるか!」ってくらいの本気のサプライズを実行しちゃう始末!!!

うっぎゃーーーーー!!!!!!!

 

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本気のハッピーバースデー!!

 

なんだかね、気づいたらみんなのこと、大好きになってました。

 

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プロレス稽古後の記念撮影

 

ハタチ族と違って、この座組みで公演をうてるのは『五十嵐伝』が最初で最後。

演劇やってると一期一会って言葉が身に沁みます。

なにがなんでも『五十嵐伝』を、最高の舞台にしてやる。

 

想像して。

蓬莱さんはよくこの言葉をつかう。演劇において最も重要な作業だ。

 

思い返せば昨年、どんなに辛い状況でも大晦日満席のチェリヴァホールを想像していた。

そして、現実になった。

想像力ってのは、人間がきっと誰もが持ってる唯一無二の武器なんだと思う。

五十嵐伝』でもその武器を振りかざしていく。

 

本番は2月18日(木)~21日(日)の5回公演。

広島はJMSアステールプラザにて。

 

 

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観て、参加して。

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