小川さん来雲2日目!
朝っぱらから夜遅くまで…お付き合い頂きました!!
どうもこんにちは。
ライターの小川志津子です。
今日はどえらい1日でした。
朝10時半、「久野桃源郷」さんで『古事記ぼっち』。
昼13時、「日本たまごかけごはんシンポジウム」さんで『古事記ぼっち』。
夜18時、「雲劇祭2015」で『古事記ぼっち』。
1日3回。
用法用量を守って正しくお使いください。
3会場間の移動は、もちろんサイトー車です。
車内を左右にぶった斬るようにして、あの畳めるテーブルが貫き、
そのすき間を縫うようにして、人員は席に座ります。
車内では、サイトーくんとオーハラさんの、
これからのお芝居に関する相談やら、
これからのお芝居にあまり関係のない日常会話やら、
「あ、コンビニ行っとこう」「コーヒー飲みたい」やら、
なんかそういうものが、繰り広げられます。
「演劇」と「日常」が、同じ温度で語られるのです。
「久野桃源郷」さんは今日は「桃源郷まつり」の日。
「桃源郷まつり演芸大会」と題されたそのステージの上で、
地元中学生吹奏楽部によるフレッシュな演奏や、
それをバックにしたカラオケ大会や、
広々とした会場で、みんな豚汁を飲んだり野菜を買ったり、
いつもの劇場ロビー公演とはまったく畑が違うことをまず、知ります。
でもね。
半年ぶりに『古事記ぼっち』を観た私は、彼が得た武器を知るのです。
……彦いちさんの匂いがする。
清水宏さんの匂いも。
「365日公演」をやっていなかったら出会えてなかっただろう、
敬愛する先輩方の姿から、サイトーくんが何かを確かに学んでいる。
めぐり会えたその宝物を、なんとか血肉にしようとしている。
お昼もね、「たまごかけごはん」のイベントだったんです。
日本中から美味しい卵やお醤油や薬味が何種類も集められ、
会費300円で、それらがいくらでもおかわり自由という夢のような催し。
炊きたてご飯に行列ができ、それを自分の丼によそったあとは、
卵と、薬味と、しょうゆを選ぶことでいっぱいな人たちが場を埋めるのです。
その全員の注意を、完全にこちらに向けきることは、
たぶん、無理なのです。でもね。
上手側一番前のテーブルで、たまごかけごはんを食べておられたご婦人が、
『古事記ぼっち』を途中から、うんうんうなずきながら聞いておられたのです。
うん、うん、って前後に揺れてた。
これね、例えばサイトーくんがむんむん意気込んで、
自分ひとりきりの力だけで場の空気を制しようとか思ってたら、
ひょっとして起きてない現象なんじゃないかと思うわけなのです。
サイトーくんのお芝居が、彼女に何らかの共感を与えてた。
あのうなずきは、きっと共振だ。
共振。
揺らぎ、ということ。
途中でコンビニに寄ってコーヒー買ったり、
「この道でいいんだっけ」「あれ、わかんない」とか、
なんかそういう、肩の力の抜け具合が、
サイトーくんのお芝居に、いい風を吹き込んでるんじゃないかなあって、
そんなことを、思ったりしました。
あと、これは「雲劇祭」も含めて、思ったことなのですが。
自分のしてることを一度でも根本から疑ったことのある人の表現って、すぐわかるね。
それを「誠意」と呼んでいいと、私は思うのです。
……わかるようなわからないようなことをほのめかしたところで、本日は解散!
明日またお会いしましょうー。
小川さーん。本日も朝から晩までありがとうございます!
日常ってなんだ?非日常ってなに?もう全部日常になりかけている気もするんです。
つねに感覚が研ぎ澄まされているような、そんな風にも思うんです。それが良いことなのか悪いことなのかは分かりません。ってなことを思ったり。
あぁ、“わかるようなわからないようなこと”気になるなぁ……気になる……。
10月25日“どこでも劇場”「久野桃源郷祭り」・「日本たまごかけごはんシンポジウム」の皆さま、
雲の劇団雨蛙さん主催「雲劇祭2015」の皆さま
ありがとうございました!!
あと、67日!!
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