この夏、チェリヴァホールではたくさんの演劇、ライヴを予定しております。
そんな“雲南演劇サマー”のこけら落としとも言うべき、Plant M No.12『凜然グッドバイ』雲南公演はとても強く美しい演劇作品です。
Plant Mさんといえば、昨年の「ブラウンノイズ」が記憶に新しいところですが、一昨年の「君ヲ泣ク」や3年前の「アフターショック」、昨年の「one person play」など木次に滞在してつくられたものばかりでした。
しかし今回は、大阪で活躍されてる女優さん二人と一流のスタッフのみなさんを引き連れての公演です。
キャストの“ののあざみ”さんは雲南市創作市民演劇の脚本・演出をご担当されている亀尾佳宏先生の大学時代の演劇仲間で、昨年の「ブラウンノイズ」にもご出演されていました。とっても繊細でかわいらしい方ですよ。
もう一人、“出口弥生”さんは「大阪の小さな巨人」という異名をもつ、器の大きな方です。
僕は人間的にも俳優としてもこのお二人のことが大好きで、とても尊敬しています。
島根雲南でお二人のガチな芝居が見られるのは非常に稀ですし、みなさまに是非お二人の演技を観ていただきたいのです。
作・演出の“樋口ミユ”さんは全国で活躍されてる一流の演劇人です。
樋口さんの書かれる脚本の言葉の強さは、ときに痛く、ときに美しく、樋口さんにしか表現できないものばかりです。
演出もシンプルで無駄がなく、洗練されていて、役者は絶対に嘘がつけない。
僕も樋口さんの舞台に立って価値観がガラッと変わった人間ですから、出来るだけ多くの方に樋口さんの演劇を是非とも感じていただきたいです。
前述した通りスタッフさんのクオリティも高いので、音響・照明・舞台美術、衣装、そのあたりも感じていただけたら嬉しいです。
さらに来年は『凛然グッドバイ』雲南バージョンもあります。
樋口さんが雲南に滞在して、雲南の役者と雲南でしかできない作品を創ります。
雲南バージョンの役者オーディションも開催しますので、是非ご参加ください。
さらにお知らせなんですが、オーディションは女優さんを募集していたのですが、新たに男優さんを募集します。僕が演じさせていただく役です。
出番は少しですが、きっと貴重な体験ができますよ。
劇団ハタチ族 西藤将人